学園世界のイロジカル

驚いた拍子に呪文を唱えるのをやめてしまったQが、目を見開き…私の迫る拳を目でとらえていた。





熱い。





熱い。





体が…熱い!!






一気に床を蹴って詰まる私とQの距離。



怒りと痛みが混ざった熱を持つ左手が勢いよく前に出る。




避けようと焦った顔を浮かべながら動くQだけど…遅い!!






熱い私の手が、防御になるとでも思ったのか前に出したQのステッキに一瞬触れて…けどそんなのすぐに避けてQの頬に思いっきり当たる。







「かはっ!!…はあ、くっはぁ、はぁ…」





勢いよく後ろに倒れたQ。




最近動いてなかったし、なまってたかなと思ってたけど…良かった。




Qの頬にのめりこんだ私の技が効いたのか、Qは頬を抑えながら何かしゃべろうとしてるけど…全っ然分かんない!





「…椿、すっげ」



「可愛い顔してやるなあ」



「左手大丈夫!?」



「意外に効きますね」






そんな意見もいただいた…けど。



ナミの意見にだけ返事をします。大丈夫じゃありません。





ただ熱いだけじゃない。


燃えるように、まるで火に包まれるような熱…!