学園世界のイロジカル

…分かり切ってるくせに、そう言うんだ。





「Q...手品師だけど…ちょっとした魔法使えるんだよね?」





「まあ、ここにいる全員をあちらの城に送るぐらいの魔法なら簡単にできますが。

私ができないのは攻撃魔法と高度なモノだけです」





つくづく嫌な奴だこと…わざわざ私たちにちょっとした希望を見せるなんてさ。




もちろんQに私たちを城に送る気なんてさらっさらないだろう。




だからこそ…イライラする!





「Q...負けを認めなよ」






私の言葉に、Qはあからさまに不機嫌な顔つきになる。



けど別にそんなのにうろたえたりしない。





私のイライラの何倍も、何十倍も…




みんなが、悔しいはずだから。





この場に不釣り合いな3拍子のワルツの音楽が耳に流れ込む。



投影された画面に目を移せば、黒スーツの人たちはさっきから忙しそうにあちこち動いてる。




多分、ここにいる3人を探しているんだよね...