学園世界のイロジカル

「どうぞお進みください…


ま、もうどうせ間に合わないでしょうがね」





勝ち誇ったようなその笑みに、猛烈にイライラする。



間に合う方法は…間に合う方法は、ないの!?




「柊!この城からあっちの城って走ってどれぐらい!?」




「普通に走っても20分よりかかるな。2km以上あるし」





20分…そのころはもう、発表されている時間だし…




「ってゆーか、最初っからナミの魔法で行く予定だったんじゃ!?」



私の言葉に、ナミはひどく悲しそうな顔をする。


え…え?



なんか私、いっちゃいけないこと言った!?





「ごめん、みんな。

私の体力からして、もうその魔法は使えない…


運べるとしても、猫か犬1匹ね」




「そんな…」




物理的にも無理。


非科学的手段も使えない。





「あら?みなさんどうしたのですか?


早く行かないと、間に合いませんよ…?」