学園世界のイロジカル

すぐに小刀は人形のもとへ…うまい具合に片手でキャッチすると、私たちに向かって対するように体を構えた。





そしてすぐに人形は私にまた狙いを定めたのか…体を私に向ける。




床を蹴り、一気に私へと詰め寄ってくる人形。



私の反応速度じゃ、ホントにぎりっぎり…!!



勢いよく体を反らすけど、人形の刃が私の髪の毛を数センチ掻っ切った。





「…まぁ、異常はほぼないから良しとする」




もともと切れた髪のところ、枝毛が合ったところだしい…




悔しい思いをそんな風にごまかしてみる。




すると人形はまた床を思いっきり蹴って私の方へ来ると、今度は通り過ぎることなく私と対峙する…!!




「っ、くあ!!」




腕を思いっきり掴まれる…いった…



な、に…この握力…!!




腕が折れそう!!




抵抗できないということを理解したのか、小刀の1本が私に向かってわずかにきらめく。




「零…!!」




思わず零の名を呼ぶけど…


黒フードの人形越しに、人形の1体に目を付けられたらしい零の姿が。




周りも私の方に向けて焦った顔をしてはいるものの…




「ほらほら、よそ見はいけませんよ?」



「クソ、どけよ!!」




私のもとへ来ようとした、いち早く人形を倒した柊はすぐにQによって止められてしまう。