学園世界のイロジカル

「…了解です」




もう1度ニッと笑った刹那、一気に黒い人形が私に詰め寄る。




「おっとぉ…危ないなぁ」




それをギリギリのところでかわす。



零はその隙を狙い、思いっきり高く飛躍すると…右足を人形の後頭部に力いっぱい押し付ける。




ドン!!という音がして人形が倒れた。





「…あれ、案外弱い?」



「いいえ…


全然弱くなどありませんよ」







片手で後頭部を抑えながら起き上ってきた…人形。



うわぁ、厄介。


ふつーの人なら、一発KOレベルだって、零の蹴り。





「椿、危ない!!」



「へっ?」




ぐん!とまた腕を引っ張られ、零の方へ。



その後ろを…小刀が飛んだのが目で確認できた。





よく見れば…倒れた人形は起き上がり、1本の小刀がなくなっていた。