学園世界のイロジカル

「人形も合わせて、敵は5体。

私たちは全員で5人だよね?」



「ええ…僕らも逃げてばかりではダメな状況になってしまいました」






うわぁ…絶対絶命。




結構強い皆でさえも、悪戦苦闘してるのが目に入るし。




多分、体力フルパワーならまだ簡単に倒せただろうけど…



もうみんな、1度戦っちゃってる。




逆に体力フルパワーなのは私たちしかいないわけで…






「ねえ、零」



「なんです?」



「私…一応空手と剣道は得意よ?」




私がニッと笑うと、零ははぁ、と短いため息をつく。




「僕もフェンシングと体術は習いましたが…」




やっぱり零って、不良っぽい。



その風貌で強かったら、100人中99人は不良って思っちゃうよ。





「んじゃ…あいつが私たちを狙ってるそうなんで…」




小刀をぶんぶん振り回しながらこちらに来る、先程の人形1体。



いやー、怖い。剣道っつったって木刀や竹刀でしかやってないって。



「…離れちゃだめですよ」


「おーけい。


…守れる保証はめんどいからありませーんが」