稀月「あら!大変な怪我じゃないの!手当しな
いと!」



稀月《Invisible head》





そう言った。








シュンッ







一瞬でワイヤーが稀月の周りで渦を巻く。






稀月「救急箱を至急持ってこーい!」




そう叫んだ。
こ、これって、どこかで見た事が……



まさか、葉月の教えて貰った人って……稀月なの?



確かにワイヤーの威力は凄そうだけどね。





バサバサバサッ



稀月の服と長い髪が揺れる。




チラッと見えた。銃の小さいチャームが付いているピアス。

今までは長い髪に隠れて見えなかった。それに逆耳には付いていないし、片方だけ付けているみたい。



シュンッ



救急箱がワイヤーに釣られて来た。






稀月「あっ、もぅ、遅いー!」





そう言い救急箱の中身を取り出し、治療を始める。





稀月「痛いけど我慢してね。」





消毒などをしたりしている。さっきの稀月は何だったんだよ。

ってかなんでこの状態に!?



説明してよぉおおおお!!!!!!!!