蘭side

全員車に乗せることは成功。

包帯確か、どこだったかなー?

あった。久しぶりに血を見た。

血を見ると、あの日を思い出す。

まだ、誰にも言ってない、あの頃の記憶……。

そんな事を考えながら、神木家の玄関の綺麗な花瓶に花束の花を各種類一本ずつ、生けた。

そして、ましっろな紙に私の血でこう書いた。



“私の苦しみを思い知れ。
お前が死ぬまでこの復讐はオワラナイ”