私は、平凡だ。あえて平凡にしているけれどこう見えて東大の経済学部を首席現役卒業した、超エリートなんです。
我が綾崎家は世界有数の金持ち財閥で、
果たして日本に綾崎家の名を知らない人がいるのかすらわからないくらい有名なのだ。

そこの次女に産まれた私。綾崎 陽菜夜
(アヤザキ ヒナヤ)は、長女で無いことをいいことに幼い頃から自由に暮らしてきました。長女であるミハ姉さんは、小、中、高と、親の用意した私立校へコネで進学。
あまり頭が良いとは言えなかったけど親の力で留年はなかった。

一方次女である私は、小、中、と普通の公立校へ通い高校はそれなりに良い場所へ行ったけど婚約者がいない私は、普通に恋をして彼氏だっていたりした。

別に、親が私とミハ姉さんを差別してるわけではなく、綾崎家の古くからのしきたりらしい。長女は親が手を貸し綾崎グループの社長にしなくてはいけない。しかし、次女以降は本人の望むように だそうだ。

つまり、私がそうあることを望んだのだ。

親のコネで東大に入れたなど絶対言わせない。

私は、馬鹿な姉とは違い綾崎グループのために東大の経済学部にはいったのだから。