気配がしたのか、疾風さんはキョロキョロとする



や。やば…


行こう




疾風さんが上を向いた瞬間、私は長い銀髪をなびかせて、素早く空を飛んだ





『綺麗な景色だな…』





上からみる街は家のあかりなどで、キラキラとしていた



地上の星みたい…



すこしのあいだ、私はマンションの屋上でその綺麗な景色を眺めてから帰った