『あ、ありがとう』
お世辞言われてもな…
ガチャ
「朱里(あかり)ー?」
「あ、朔さん!」
リビングに入ってきたのは、朔と、呼ばれる男の人。
「あ、優良ちゃんかい?」
「えぇ。優良、再婚相手の朔さんよ」
お母さんの隣にベターーとくっついたのは、
お母さんの再婚相手の朔さんだった
『は、、はじめまして…。
優良です』
「…はじめまして。
優良ちゃん」
この人、お母さんにベタベタだ…
「優良、朔さんも信じていいわよ?
ヴァンパイヤっていっても、微笑んでくれたの。
ヴァンパイヤだとしても、生きてるから。
人間には変わりない!!!ってね」
そっか…。よかった
「優良は、明後日に、疾風君が通っている高校に入ってもらうわ。確か、
海月高校。なぜ海月(クラゲ)??
あ、
疾風君は一つ年上だから、
疾風君は2年生で、優良が1年生ね!」
学校…
初めての、学校…
本当に、なぜ海月??
『学校って、どういうところなの?』
「学校は、大勢の子供が勉強しに行くところよ」
『大勢の子供…』

