「ゆ、優良…?」

「は、疾風…?」

「「なに?!その血は!!!」」





さすが親、ハモるね





『大丈夫です。疾風さんは怪我してませんから。というか、…すいませんでした』





私は朔さんと疾風さんのお母さんに頭を下げた





『疾風さんを、ヴァンパイヤにさせてしまい…。
すいませんでした』





頭下げてるからどんな顔をしているかわからない

でも、息子をヴァンパイヤにしちゃって、

悲しむ親はいないと思う。





「…そっか。契約、したのね?」

「やっとしたのかぁ~」





…あれ?なんか、声が嬉しそう…





「優良には言ってなかったけど、
契約してもしなくても、疾風とは結婚させるつもりだったのよ~」


『「は??」』


「いやぁ~。疾風の血、人間とはすこし違ってな。治癒能力もってんだよ。
今まで言ってなかったけどな。
淳、、優良ちゃんのお父さんとはもう話し合って決めてある事なんだ」