ガヤガヤ





『通してください』

「し、失礼します!」





炎龍の倉庫の回りには人だかり。



人の間を抜けて、倉庫の中に飛び出た





「なに…、これ…!!」

『っ!!…てめぇら…』





中を見渡すと、血の海。でも、炎龍の人達のじゃない。

違う族だ





「ククッ。やっときた。


人間。これは見せ物じゃない。

失せろ」





外にいる人に殺気をブワッとだしてある人が言うと、


人は素早く去っていった




私と龍淵寺さんはウィッグを外す





『ねぇ。これやったの、あんた?』

「俺のほかに誰がいる?」