ヴァンパイヤが総長に恋をした




「「は、疾風?」」

「どうしたんですか?
なんか、いつもの疾風じゃないですよ?」




たしかに。いつもの疾風さんじゃない。

なにかが、おかしい。





「は?おかしくねぇよ。
俺は思ったことをいってんだ」





疾風さんは、顔をあげて、私を睨む

化け物。そんな目で。



やっぱり、信じるんじゃなかった。

人間なんて。


おんなじように生きてるのに、

すこし、違うだけなのに、なんでこういわれるんだろう





「はぁ。気持ちわりぃ。
俺たちのまわり、化け物だらけじゃねぇかよ。
俺たち、呪われてんの?」

「は、疾風??」

「なに、言ってるの?」

「疾風?」





飛鳥君も、龍淵寺さんも目を見開く





「消えろ。俺の前から、俺たちの前から。
もう、一生姿を見せるな。
見せたとき、容赦しねぇ。
もう、化け物なんかと一緒にいたくねぇ」