腕をひかれ、私の首筋の匂いを嗅ぐ気持ち悪いヴァンパイヤ





『あ、アッカ!』




シュッ




〔…ちっ。死神でもあったか〕


『すぐに手、はなしなさい。』

〔ふんっ。やだね。
こんな美味しそうな女。逃がすわけがない〕





それじゃあ、龍刃もだす?


あー、、でも、危ないからやめておこう




「優良!」

「優良ちゃん!」

『あー、、平気だから。どうせ、死ぬし。
こいつが』





心配そうに見ている二人の方をむいて、

こいつが、と言うところで、ヴァンパイヤのほうを向いた





『ヴァンパイヤの血は好き?』

〔ヴァンパイヤの血はうまくない〕

『そお。私、ヴァンパイヤと死神のハーフ。
そして、天使なんだけど』





バサッと羽を広げれば、私の姿も変わり、


私の腕をつかんでいるヴァンパイヤは目を見開く