side サユリ





約480年前。


私がまだ、16歳の時。



今日は、気温が35℃をこえる炎天下だった





「はぁ、今日は暑すぎだよ…。
…あれ?…だれだろ」





学校の帰りで、家が見えるところまで行くと、


男の人がたってた



その男の人が、カイン。




近づいてみると、皮膚から血が出ていて、

着ている真っ白なシャツが所々赤い水玉模様になっていた



そして、急にフラッとしてギリギリのところでキャッチした




カインの顔は苦しそうにしてて、ほっておけなくて、クーラーがきいているリビングのソファーに寝かした





「…み…ず…。…みず…」

「水??」





苦しそうにしながら、"水"と言った





「いれ…て…」

「い、いれて??」





繋げてみると、水、いれて

水にいれて??