そして、とうとう。
「ノラちゃんかっこいぃぃー!!」
「あぁ、ちゃん付は止めてくださいね、乃化先輩」
初めて着たスーツに、僕は内心ドキドキした。
「じゃぁ、僕用事あるから!」
「えっ!乃化先輩....行ったし...。
はぁ」
何回目かのため息をつくと、僕の首に腕を回していた暑苦___馴れ馴れしい男が反応した。
「諦めろって、良いじゃん!女だぞ?」
「あああー、そーだねー。
はいはい。良いから、女の子が来る前に料理食うから離して」
そう、今日こそが姉妹高校との新入生歓迎会パーティーなのだ。
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