先輩がうつ伏せで見えないだろうけど、あたしの顔は真っ赤。 結婚なんて… 「本気なんだけど」 くるっと先輩が体の向きを仰向けにした 「顔、赤♪」 悪戯に笑いながら先輩の手が腕を掴んでグイッと先輩に引き寄せられた。 「…ι///」 瞬間に唇が触れ合ってキスをする。 「…マッサージ、ありがとう。よく効くね」 仰向けから普通に座りこんであたしの視界を占領する先輩は、本気にかっこ良かった。 「…行くわ」 「はい…」 名残惜しんで、あたしも先輩も、それぞれ行くべき道を進みだした。