ゾクリとした。全身が鳥肌になって。思わず息を飲む。 「お前らもこそこそしてないで入れ。」 え? 「なーんだ…ばれちゃったか!」 「朔夜〜!なにカッコつけてんだよっ」 「ごめんね?栞ちゃん聞いちゃった」 「えぇーーーーーー!!!聞いてたん…ですか?」 「「「敬語使わなくっていいって」」」 新しく出て来た2人は暴走族だなんて思えないくらいに明るくて、優しそうで。 なんというか、朔夜さんとかみたいに気難しい感じじゃなくて。 一気に友達のような距離に縮められたきがして、いっぽあとずさる。