闇に染まった真実。





この人は危ない、もう壊れてる。逃げないと、襲われる。


恐怖のなかお父さんの体をめいいっぱいの力で押した。それでもビクともしなくて。両手を強く押さえつけられた。



その手にこもる力は凄く強くて。爪が腕に食い込んで、じんわり血がにじむ。


「やめてっ離してよ!イヤッ…!」


そう抵抗しても無駄で。でもここで、殴られた時のように諦めるわけにはいかない。


私はお父さんが力を緩めたその隙を狙って足でお腹を蹴った。



上手く鳩尾に入ったのか、体がよろめいた瞬間ベットから抜け出した。