ピピピピピッ・・・

「あぁ、夢か。」

殺風景な部屋に響いた言葉。私はため息をもらしながらも制服に着替える。

また、憂鬱な一日が始まる・・・。

いつも同じ時間に起きて、同じ制服を着て、リビングに行って。

いつもと変わらないつまらない朝。

いつもと変わらない私以外だれもいない・・・・・家。

いつものように朝御飯食べて、いつものように仏壇の前へ行く。

「行ってきます。お父さん、お母さん。」

いつもと同じ言葉を言って家を出る。



つまらない、つまらない、つまらない。

毎日同じことばっかり繰り返して。まるで誰かに操られてる人形みたいに。

でも、これが私にとっての普通。おかしな事なんて何もない。

そう。学校だって・・・