ナナ色Heart

「お前、鏡見たことあんのかよ」

それって……ひどい。

「……そんなに、あたしをブス呼ばわりするわけ?!
……もう、いい」

「こら、待てって!」

「待たないし!」

「ブスなんて、思ってねーよっ」

「……はっ?」

あたしは口をポカンと開けた。

あたしの腕を強引につかんだ山内君は、凄く真剣な眼をしていたから、あたしは頭がこんがらかってしまって、思わず尋ねた。

「……じゃあ、なんでブスって言ったの?」

「お前があんな顔で見るからだろーがっ!……あんな顔して、他の男に抱き締められたらどーすんだよっ!」

「は!?どーゆー意味?!あんな顔って、どんな顔っ」

「分かってねーのが、罪なんだよっ!!」