ナナ色Heart

「なんだよ」

白い歯を見せて爽やかに笑った山内君を見たら、あたしの胸がキュッとした。

ちょっと、やっぱりカッコいいんですけど……。

あたしが答えないでいると、山内君はクスッと笑って言った。

「行くぞ。晩飯の買い出し」

「あ、うん」

繁華街に入ってしばらくすると、

「オネエサン!ちょっと話、聞いてくんない??」

急に真横から誰かが近寄ってきて、あたしは思わず立ち止まった。

「こーゆーお仕事、してみない?」

……っ!

差し出された紙を見てから、あたしは声をかけてきた男性を見上げた。