ナナ色Heart

あたしは先手を打とうと口を開いた。

「言っとくけど、誘ってないからねっ!あたしは、こーゆー服が好きなだけだから」

あたしは、ホットパンツをはいてたから、また今朝みたいに言われたくなかったんだ。

誰になんと言われたって、自分の着たい服を着る。

じゃないと、あたしじゃないもん。

あたしが先にそう言うと、山内君は黙って聞いていたけど、少し笑った。

「分かってる」

……あ、れ。

いつもみたいな、勝ち誇ったような笑いじゃないんだ……。

だから、あたしはびっくりして彼を見つめたの。

すると山内君は、ん?と言うように、少し頬を傾けたから、あたしは首を横に振った。