ナナ色Heart

「好きだからって、好きって言えないもんっ」

すると山内君は、クスッと笑ってあたしにキスした。

「そんな可愛いこと言いながら泣かれると、もっとキスしたいんだけど」

「えっ、あ、あのっ」

「ナナ、俺と付き合って」

あたしは、嬉しくて嬉しくて、頷きながら言った。

「うんっ」

「ナナ、すげー好き」

山内君は、あたしを胸に抱いた。

のだけどっ!!

「あの、山内君、シャツ、着ないと……風邪引く……」

すると山内君は少し体を起こしてあたしの顔を見ると、ニヤッと笑った。