ナナ色Heart

う、そ……、やだ、恥ずかしいし嬉しいんだけど……。

「鈍すぎだろ、お前は」

「だって、だって……」

すると山内君は、あたしの顔を包んだ手を引き寄せて、優しい眼をした。

「好きだよ、ナナ」

信じられない、信じられないっ。

あたしは涙が止められなくて、ボロボロと泣きながら口を開いた。

「あ、あたしね、入学して暫くして、初めて山内君を見た時から、好きだったの」

あたしがそう言うと、山内君は信じられないというように頭を左右に振った。

「嘘だろ」

「ううっ、……ひっく……ホントだもん」

「……なんだよ、それっ」