四ノ宮の顔は右半分が醜く爛れてる。


あんなに可愛い顔してたのに。




「気持ち、悪いっ……」


化け物じゃない。
なんて醜い奴なの。




「藤堂、やっぱりお前はとんだ性格ブスだな。小春ちゃんとは大違い。つーかお前、気に入らねんだよっ!!」


「痛っ……!!!」



力いっぱいに引っ張られる髪の毛。


顔を動かして抵抗してみるも、四ノ宮の手は離れてくれない。



「僕の小春ちゃんを侮辱するような事言いやがって。ムカついたから、あの時はつい石投げちゃったんだ。小春ちゃんは僕の天使、女神なんだよっ!!」


「痛いっ!!痛いってばっ!!!」



マジで何!!??
何なのよ、こいつ!!!



「さっきから黙って聞いてれば何よっ!!小春ちゃん小春ちゃんって!!気持ち悪いんだよっ!!!あんなブスのどこがいいわけ!?ほんっとにあんたって頭おかしいんじゃないっ!?」