「ねぇ、また見たの?彼の夢……」 「うん……」 「小春、彼はもう死んだんでしょ?」 「うん。もう、大丈夫なはずなのにね」 麻衣には少しだけ話した。 四ノ宮くんの事を。 四ノ宮冬真(しのみやとうま)くん。 私と同じ学校で、クラスメイトで、私の彼氏でもある人だった。 彼は私をたくさん愛してくれた。 でもその愛は重過ぎた。 異常過ぎた。 異常で、屈辱的な愛情に私は嫌悪感を抱き、彼を愛せなくなっていた。