恐る恐る振り向くと。 そこには、満足そうに笑う、四ノ宮くんがいた……。 「いやああぁぁっ……!!」 あぁ、お願い。 お願いだから放っておいて。 もう私の事なんか、愛さなくていいよ。 ****** 「……はる、小春っ!!!」 「っ……」 名前を呼ばれ、目を覚ますと、見慣れた天井が見えた。 「小春、大丈夫?すっごいうなされてたけど……」 麻衣は心配そうに眉を下げた。