施設に着いて、自分達の部屋に駆け込んだ時の安堵感は半端じゃなかった。 無事に帰ってこれた……。 「麻衣っ……麻衣っ……!」 麻衣が助けてくれなかったら、今頃私はきっと囚われてた。 子供みたいに、縋るように麻衣に抱きついた。 「小春、大丈夫。もう大丈夫だよ?」 「うんっ……」 「ビックリしたよ……。私、いつもあの道通って帰るんだけど……本当に、ビックリした。あの人だよね?四ノ宮くんって」 「……うん」 怖くてたまらない。 また、あんな恐ろしい事になるんじゃないかって。