「小春っ……!!!!」 突如、切羽詰まった声が聞こえてきた。 かと思ったら、四ノ宮くんがその場に倒れ込んだ。 「っ……麻衣っ」 「小春っ……大丈夫!?」 そこに立っていたのは、やや焦った様子の麻衣。 「いった……」 立ち上がろうとする四ノ宮くんを、麻衣は何度もカバンで叩いた。 何度も何度も。 そして「逃げよ!」と私の手を引いて走った。