真っ先に飛び出したのが、この質問。
だってあの時。
家事に巻き込まれたはずなのに。
「……小春ちゃんを置いて死ぬ事なんて、できない。キミを1人にはさせない。僕はこれからも一生小春ちゃんのそばにいて、一生をかけて守るから」
「っ……」
「あの時は本当に死ぬかと思ったよ。火が完全に家全体を包む前に、間一髪脱出したんだ」
彼の生命力の強さを思い知らされた。
「小春ちゃん、もう一生離さない。今度は……春井なんかに邪魔させない」
ギュッと。
抱き締める力が強くなる。
「いっ、いやああぁっ!!!離してっ!!助けてっ……誰かっ……」
不幸にも、ここは人通りの少ない道。
誰にも私の叫びは届かない。

