「翔にはいつも“気にするな”って言われてんでしょ?つーか普通に考えてそんなの無理だよね?やっぱ、気にしちゃうよな……」
あながち間違いじゃない事を言われて、困惑した。
キーンコーン、とチャイムが鳴る。
2時間目が始まった……。
「上条くん、戻らないと……」
「俺もここにいる。どうせ河瀬ちゃんもサボるでしょ?」
「だ、だけど……」
「河瀬ちゃんとは、いっぱいお話したいから」
私、この人少し苦手かもしれない。
何考えてるか、さっぱりわからないもん。
「つーかさ、マジで1回、ビシッと言った方がいいよ?その方がスッキリするし、自分の考えを思い切ってぶつけたら、何かが変わるかもしれないし」
私は「そう、だね」と曖昧に返答した。

