一課の刑事として恐々と担当していたヤマが、別部署の人間たちによって、解決へと向かうからだ。


 これで一連の事件にピリオドが打たれる。


 まあ、いろいろあったが、気は落ち着いた。


 その日もフロア内で仕事を続ける。


 また冷房が利き過ぎていた。


 体は疲れる。


 ぐったりと。


 昼食を庁内の食堂で取り、午後1時にフロアに戻ってくると、川中率いる警視庁組対部の捜査員が神宗会の人間たちを拘束したことが発表された。


 追って、警察上層部による記者会見などが開かれるだろう。


 それを待つつもりでいた。


 俺の唯一の取柄は健康だ。


 無理しても夜は午後11時に眠り、朝は早く起き出して仕事に向かう。