自宅に戻り、晴海と遅い夕食を共にした。


 食事後、混浴し、髪や体を洗い合う。


 妻も支えてくれる。


 感謝していた。


 よき伴侶で。


 また時が流れ、新たな週の土曜になる。


 朝起き出し、上下ともスーツに着替えて、カバンを持った。


 キッチンで晴海が淹れてくれたコーヒーを飲み、出勤する。


 確かにきつい。


 だが、何事に取り組むにしても、七転八倒せざるを得ない。 
 

 当たり前のことである。


 刑事もそうだった。


 白亜の警視庁に入っていき、一課のフロアで橋村と顔を合わせる。