週が一つ明け、水曜になる。


 朝、通常通り起き出し、晴海の淹れたコーヒーを飲んで、支度をしてから自宅を出た。


 最寄りの駅から地下鉄に乗り込み、警視庁へと向かう。


 体は何かとだるい。


 だが、暇はないのだ。


 さすがに刑事だから、スーツ姿で決めている。


 一課のフロアに着き、自分のデスクに行くと、橋村が来ていた。


 互いに挨拶をしてから、パソコンを立ち上げ、仕事を始める。


 庶務ではたくさんの書類を読み、新たに作成したりもするのだ。


 膨大な量を少しずつこなす。


 大変なのである。


 毎日。


 愚直にやる。