今日も大勢の人間たちがいる。


 通りには人が溢れていて。


 車を駐車場に停め、降りてから歩き出す。


 現場を見た。


 そしてそのまま南新宿署へと向かう。


 この近辺は、すでに所轄の聞き込みなども終わっているだろう。


 歩きながら、そう思っていた。


 署へと入り、刑事課に行くと、前田や石川がいる。


「ああ、梶間警部、橋村警部補。お疲れ様です」


 前田がそう言い、立ち上がってから、帳場へと案内してくれた。


 鍵を開け、扉を開錠する。


 中は空気が少しだけこもっていた。


 日々ここに来ている。