「瑠那に酒持って行くんだよ」


「じゃ、じゃあ俺行ってきます！」


「俺も！」


「いや、お前らは行くな。俺が行くから」


「え、俺行きますよ！」


だからダメなんだよ。


っつか無理なんだよな。



「いいか、お前ら動くなよ。

あと理性がヤバイやつは絶対に見るな」



「？なんでっすか？」


「知らねぇぞ？」


そう俺は言い残して、度数の低い酒を瑠那の元に持っていった。