「瑠那ぁ」 「帰ろうよぉ」 「置いて帰るよ?」 私が絶叫している間にもう車に乗っていたらしい罰ゲーム組3人。 「おい、誰が罰ゲーム組じゃ」 あ、聞こえてたんだ…… ―ブルンブルン 『え、っておいっ!置いてくなよ!』 エンジンをかけて、今すぐ出発しようとしている3人。 「じゃあ早く乗れよ~」 『わ、わかったから!』 そうして私は車に乗り込んだ。 「くっさ!」 あまりの匂いに思わず声に出てしまう。