そうして私が荒瀬を引き剥がして保健室から出て行こうとすると。 「ちょいと待ちな、瑠那」 と、鼻血を垂らした荒瀬が何事もなかったかのように立っていた。 いや、鼻血出てるんだけどね? 『なんだいクソ教師』 「ぐっ、それは酷いよ瑠那チャン」 『うるせーよ。引き止めといて言うことそれだけかよ』 「あっ、行くぞ」 『は?』 その瞬間、荒瀬は私を抱きかかえて、俗に言うお姫様抱っこで保健室を飛び出した。 『ちょい待てやコラぁぁぁぁぁぁぁ!!!』 「んー、何?」 『降ろして!!恥ずかしいっつーの!』