「クオリティー低すぎだろ!」 『うっさい!』 「俺はてっきりこの旅行まで忙しかったからこんな絵になったんだろうな、って何も言わなかったけど……」 「瑠那は昔から絵の才能ねぇぞ」 『ちょっと!祥也まで酷い!』 「やっぱり…」 『おい、今言った奴出てこいや』 「あっ、そんなことより早く用意して行かなきゃ」 『えっ、スルー!?』 「そうだな、あと一時間くらいしかないもんな」 『ちょ、』 「じゃあ行こうか」