「え……?」 そんなこと言われても、初対面だし。 「答えろよ、早く。」 「……どちらでもないよ。敵でも味方でもない。 ていうかさ、世の中敵とか味方の二択だけじゃないんだよ。」 考え抜いてそう言うと男子は不思議そうな顔をした。 「敵と味方以外になにがあるっつーんだよ。」 「それは…妖精とか?」 あれ、妖精ってなんか違う? すると男子はクスクス笑い始めた。