「っ、ううん…っ」 ダッシュでその場を去って中庭に行く。 「ふ、ぇ……い、くや……っ」 その場に座り込み、泣き始める。 やだよ、これから他人なんて。郁也とは幼なじみ。 前みたいに話そうよ、笑おうよ。 涙をこぼしていると、 「綾崎……」 佐藤くんが私の名前を呼んだ。 「さ、とうくん……」 佐藤くんは座り込んでる私の横に座り、頭を撫でてくれる。