初恋を知った瞬間

「むしろ……なに?」

「い、言いたくありません」

「じゃあ俺が言うね」

先輩は私の手を握ると言いました。

「俺は君が告白されているのを見て嫉妬した」

「泉さんが、嫉妬?」

泉さんは頬を染めて頷きました。

「ここ最近、君が俺を避けているのは知っていたよ」

「うっ……」

私は少し間を開けてから「ごめんなさい」と言った。

「全然大丈夫だよ。でもそのおかげで自分の気持ちをしれた」

「気持ち?」

「君が好きってことを」

私の頬が熱くなるのが分かった。

「前に友達になってほしいって言ったけど、あれは俺の照れ隠しだ」

「……とても可愛い照れ隠しですね」

「そうかな」

先輩は照れながら髪を掻き回した。

「じゃあ改めて言わせてもらう」

私はドキドキしながら先輩の言葉を待ちました。

「佳絵羅。俺と付き合ってくれ」

「……はい!」

私は泉さんに飛びつきました。

「うわぁ!」

「私も先輩が大好きです!」