初恋を知った瞬間

「そ、そうだ。私この後用事がありました!」

「え、そうなの?」

「そ、それでは失礼します!」

私は足早に泉さんの傍から離れる。

「ちょ、佳絵羅?!」

先輩は不思議そうに私を見ていました。

私は家に着くなり自室へと引きこもりました。

「ちょ、佳絵羅?!」

リンが入る前に扉を閉めましたから今は私一人です。

「恋って複雑ですね……」

私はお気に入りのぬいぐるみを抱きしめてベッドに横になりました。

「これは恋ではないです! 決して!!」

私はぬいぐるみに顔を埋めました。