愛せない妻へ。



あなたの不倫はずっと気づいていました。


けれど、なぜ不倫に気づいていた私があなたを責めなかったか分かりますか?



理由は簡単です。


あなたに興味がなかったからです。


あなたが何時帰ってきても、帰らなくても構わなかった。


私が好きなのは春時さん。


春時さんと接点を持っているあなたが不倫をしても傷つくことは皆無でした。



けれど、私はあなたに嫁いだ身、世間では私はあなたの妻。


妻の役割として一切口にしなくても晩御飯を毎日作っていました。



そんな私たちの夫婦生活。


不満はありませんでした。



不満どころか幸福を感じました。



それは2つの宝物を得たからです。


宝物、それは【春花】と【清時】です。



あたしが何故この子たちが生まれた時に名前を付けさせて欲しいと懇願したのか。



感が鋭いあなたならここまで読んでお気づきでしょう。