第一子の長女は春花、その3年後にできた第二子の長男、清時が産まれると義務の様な行いだった夜の営みは終わった。
子どもが生まれても私は深夜に帰る事をやめることはしなかった。
つまり、子どもが生まれても不倫は続けていたのだ。
お見合い前から交際をしていた瞳とは、愛していたからこそ結婚しても不倫という関係に代わっても縁を切れなかった。
けれど、春花が生まれた頃から瞳を見る目に変化が訪れた。
あんなに愛しく感じていた瞳にあまり興味を持たなくなってしまったのだ。
それでも毎日瞳の家に通いつめた。
その行動は瞳に会いたいがための行動ではなく、不倫までして繋ぎ止めた瞳への自分の気持ちを信じたかったためだけの行為になっていた。
そう段々と自覚したのは自宅に帰宅すると、妻と我が子の寝顔に癒しを感じ初めて暫く経ってからだった。
突然の自分の感情の変化に最初は戸惑いを感じたが、認めるしかなかった。
春花が生まれても不倫を止めなかった訳はただの意地だったのだ。
妻の幸せな家庭を持つという言葉を馬鹿にしていた自分を守りたかったのだ。
あの頃、私と幸せな家庭を持つことを馬鹿にしていた自分を殴りたい。
なぜなら私はいつの間にか

