こいつ、雑魚の弱点知らないの?

雑魚の中の雑魚じゃんか



『あんたらの弱点。頭と心臓』

〔はぁ??〕



グザッッ


〔う"ぁぁぁ!!!!!!!〕



あ~あ、痛そうな声。

死んだ声


頬についた返り血をペロリと舐める



『チッ。まっず』



心臓から刀をグッと抜き、刀に、ベットリとついた血を振り払ってから鞘に納めた


すると、髪も目も元通りに戻った



「ゴホッゴホッ…」

『沖田さん、楽にしてください』

「ゲホッ…。…はい…」



床に寝転がっている沖田さんの心臓に両手を重ね置いて、その両手に意識を向ける



『…この者の病を癒せ…』



両手に意識を向けてそう言うと、

私の両手から、金色の光が沖田さんを優しく包み込んだ



タタタタッ



「っ!!萌!総司!!!」



土方さんがやっと、池田屋について二階にあがってきた


私と沖田さんを見ると、目がまん丸