不思議美少女がにスリップしました



「ゴホッゴホッ…。へいへい。

はぁ…。

祇園祭の前の風の強い日を狙って御所に火を放ち、その混乱に乗じて中川宮朝彦親王を幽閉し、一橋慶喜・松平容保らを暗殺し、孝明天皇を長州へ動座される。
連れ去るってこと。
わかった?」



めっちゃ詳しい…

その通りだけどね



「会合が、四国屋か池田屋。
それは、俺でもわかんねぇ」



私がさっきいったじゃん。

でも、ここは、…ねぇ?



「四国屋か池田屋…
池田屋は前も使われていました。
私は、四国屋かと思います」



違う違う。

四国屋事件なんて、聞いたことない



「いや、でも、そう思わせて、池田屋ってこともあるんじゃねぇか?」



土方さんあってる!



「んじゃあ、四国屋と池田屋わけるか。
今、風邪が流行ってるし、熱中症でぶっ倒れたやつらがいるからなぁ…。
四国屋には、俺、と隊士を24名連れていく。
池田屋には近藤さん、あんたの隊でいってくれ」

「とし。それだと、私のほうが10名、
としのほうが24名。
本命が、もし池田屋なら、こっちが危ないぞ」

「まぁまぁ、そのかわり、総司と平助、新八はあんたに預ける。
総司と平助、新八以外の幹部は俺の隊だ
これなら、平気だろ?」



えっと…私はー…



「あ、萌は、山崎とここでのこれ。
もし、本命が池田屋なら、俺達、四国屋のところに伝達をくれ。
もし、四国屋が本命なら、近藤さんのところに伝達してくれ。山崎と頼む」

「御意」

『わかりました。伝達し終わったら、私も斬っていいんですよね?』