不思議美少女がにスリップしました



たった1000年の違い。
でも、鬼には、とっても長く感じる



「なぁなぁ、9000歳になると、顔とか、どうなんだ???」

『成長は、20歳で止まります。老けたり、背が縮んだりしないんです。』

「すげぇ…」



自分の成長が20歳で止まるのは、おばあちゃんの自分の姿を見れないまま、死ぬ

私は、どれだけ普通の人間に憧れたか…




『ほかには…、
あ、さっきの雑魚ですね』

「雑魚って…
結構てこずったんですけど…」

『さっきの雑魚は、しゅんちゃんとおんなじです。
純の鬼の血液を1滴でも飲めば、
あぁいう雑魚になります。
馬鹿だと、殺すことしか考えない雑魚になりますね。
しゅんちゃんはまぁ…もとから雑魚だったので、大丈夫だったんでしょうけど』

「ひど!!!!」

『はいはい』

「純の鬼の血液ってことは、、
波さん…じゃなくて、萌が血液をあげてるんですか?」



兄様の事忘れてない…?



『血液は、私ではなく、兄様の血液です。
兄様から血液を奪ってるボスは、
姫の私の血液を欲しがっている。
あいつらを使って、私をボスの物にするつもりなんでしょう。
ですが、んなの誰がてめぇの物になるか
って、感じですよねー
時が来たら、ボスを兄様と一緒に殺すつもりです』



その、時がいつかわからない

ボスから来てくれるんだと思うけど



「そのボスって、誰なんだ?」

『わかりません。
忘れました』

「忘れたのかよ!!!」



あんなジジイの顔なんて、覚えたくない